ニコラスケイジ、ニコラスケイジ刑事……ケイジ………うわぁぁぁぁあぁぁ!!、となったことがある。

もしこのままエンストしてしまったら井倉洞までの15キロ、4人でBMWを押して歩かなければいけない。
…いやいやいや、あり得ないからー!
180号線は総社を過ぎると高梁川という一級河川に沿いながら山に囲まれて北上する。
井倉洞に近づくにつれて辺りの山が岩でゴツゴツしだし、なんとなくそれらしい雰囲気をかもし出してきた。
普段ならばきっともうワクワクしすぎて感嘆の一言や感受性の高い人なら嬉ションの一つでもして慌てているころだろう。
しかしながら如何せん、何ゆえガソリンランプが気になって気になって皆気が気じゃない。
『わーそれっぽいねー』
『岩やべーな』
↑繰り広げられる会話は全て棒読み。
山とガソリンランプなら7対2の割合でランプをガン見。
後の一割は各々の瞼の裏やナビに。
その時、
『あ。ガソリンスタンドありました』
神はやはり私たちを見捨てなかった。
BMWを押す気満々だった私たちは指鳴らしを止め一先ず安心。
とりあえず井倉洞へ行って帰りにガソリンスタンドに寄ることに。
どうにか井倉洞へ着いた私たちはチケットを買いに受付へ。
そしてまた一同に緊張が走る。
タッタッタッタッタッ
まきちゃんぐ

